北海道の“地の不利”

 まぁ今に始まったことではないのだけど。
 著作権保護期間延長問題を考えるフォーラムのシンポジウムがあったり、 MIAU 設立の記者発表会があったり、パブコメに向けた『複写と著作権メーリングリストオープンフォーラムがあったりと、東京近郊に俺が住んでいれば間違いなく参加していたであろう行事が目白押しなわけだ。
 札幌へ引っ越したばっかりにこれらのイベントに立ち会えない悔しさを噛みしめつつ悶々とせざるを得ない。もっとも東京に住んでいたところで、仕事の都合がついて参加できたかは微妙だったわけだが。実際に、3年前の「輸入権」シンポジウムには参加できなかったしなぁ。そのかわり著作権分科会での一部の会合を傍聴したり(あと公取委の音楽CD流通懇にも)、『複写と著作権メーリングリスト』オープンフォーラム(岡本薫氏の講演)に出たりしたことはあるんだけどさ。ゼロよりは良いよな。
 東京時代を思い出して悔やまれるのは、国立国会図書館著作権情報センターをあまり利用しなかったこと。今の俺だったら、もっと多く通っていたに違いない。資料調査と情報発信のスタイルは最近の数年(つまり札幌に戻ってから)で身に付いたものだから仕方ないか。


 北海道も、住むのには最高のところなんだけどね。しかし著作権関連を追いかけようと思うと、かなり制約されるのは確か。
 札幌駅近くに住んでいることで北大附属図書館を利用できるのが、今の俺が享受できている著作権関連の数少ないメリットのひとつ。そんな程度。


 すまん。愚痴が過ぎた。