図書館はどうすりゃいいのさ?

http://benli.cocolog-nifty.com/benli/2005/08/post_aef5.html

http://b.hatena.ne.jp/entry/http://benli.cocolog-nifty.com/benli/2005/08/post_aef5.html

http://zfyl.shacknet.nu/050825_mat4.pdf

 『benli』 にて「図書館において著書を蔵書とする方が著作者の利益を害するのか、蔵書としない方が害するのか?」との記事。片や「著書が図書館に蔵置されると作家が経済的な損失を被る」と言われ(「公貸権」創設を求める三田誠広氏ら)、片や「著書を市立図書館の蔵書でなくすることは怪しからぬ」と言われる(船橋市立図書館蔵書廃棄事件)。じゃあ図書館はどうすりゃいいのさ──ってな感じで、皮肉たっぷりな考察。しかも、小倉弁護士は触れてないけど、今は文字・活字文化振興法もあるんだよね‥‥。
 図書館側の(たぶん)苦悩はさておいて、話を変えてしおう。はてなブックマークでの、当該記事についたコメントが面白くて。 『Copy & Copyright Diary』 の末廣氏のやつ。小倉弁護士が三田氏を「推理作家」としたところ、「三田誠広氏は推理作家じゃないと思います。本人は純文学作家のつもりです」だって。き、きっつー。
 しかしだ‥‥三田氏と言えば、「推理小説 犯人わかれば もういらない」とか「テグジュペリ 保護が切れたよ 野蛮な国」とか数々の迷言を残している御仁である。今回の法制小委(第7回)でも予定に無かった意見をまくしたてて、「著作権──私権の剥奪 アリエナイ」とかのたまったという(まだ発言内容は知らないけど意見書はそんな中身だった)。しかも意見言うだけ言って、途中で帰ったんだって? もうオチャメ。
 悪いけど、彼の言葉の選び方や、考え方の非論理性を考えると、もはや「作家」と呼ぶことすら躊躇ってしまうんだよな、俺‥‥。