「iTMS 専用マスタリング」という話とインディーズ

http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20050808/dal201.htm

http://d.hatena.ne.jp/ken-go/20050805

http://ohbentoh.blog16.fc2.com/blog-entry-15.html

 AV Watch の『藤本健の Digital Audio Laboratory』 でタイムリーな記事。 iTMS でインディーズ楽曲の配信を仲立ちする業者「アグリゲーター」を紹介し、『今週のシングル』の裏話を披露している。そして、これで次回配信予定の曲が 「iTMS 専用マスタリング」されたものだという。このコラムは音についてのものなので、当然 後半のマスタリング話がメイン。そのタイトルは 「TMS 専用マスタリングでデビューする ROCK 'A' TRENCH 〜 音に隙間を作れば、圧縮音楽の音はよくなる 〜」。
 「i」が抜けてるぞというツッコミはさておき。マスタリングの話ももちろん興味深いのだが、私としては、その前の「アグリゲーター」の話の方に興味が惹かれる。というのも、 iTMS 日本版が始まってすぐにインディーズ楽曲のことが話題になっていたからだ。日本でインディーズから配信しようと思うと、「原盤供給窓口代理店」を通さなければならないらしい。しかも「それらの会社に“ショバ代”払って登録やエンコードを代行してもらうしか入り込む余地がない」という。
 そもそも、そうした売り込みも含め自分たちでやろうとするからインディーズとしてやっている訳でね。アップルが直接取り扱う米国版・ヨーロッパ版とはエライ違いだという話。この話を伝える記事としては(代表的なところとして)、 『a site without a view』 での 「iTMS Japan に関しての愚痴」、『著作権マニア』での「メジャーとインディーの垣根」あたりを参照いただきたい。ホント、まだまだ課題が残っているのだ iTMS は。アイチューンズ株式会社がどれほど真摯に対応していくか問われる。