iTunes で作る MP3

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▲『音楽配信メモ』にて「続・ iPod の音質は『悪い』のか?」との記事。 AV Watch の 「iPod に最適な MP3 を作る その1」という記事に触れながら、 iPod (および iTunes) の音質の話をしている(AV Watch 記事のネタ元ともなった 「iPod の音質は『悪い』のか?」も面白いので参照のこと)。しょせん圧縮音声は極めようとしても詮ない訳だが、いや、なぜ MP3 や AAC で音楽を聴くのかと言えば便利だからであって、かと言ってストレスになるほど酷く劣化した音で聞くハメになるのも切ない話。▲要は利便性(ファイル容量やらソフト・ハードの使用感やら)と音質(ビットレートやらイコライザ設定やら)のバランスをどう取るのかで、言ってみれば どのあたりなら妥協できるかという話に落ち着く(「妥協」って言葉をネガティブに捉えないでね)。▲で、その「妥協」ラインなのだが、私が iTunes で MP3 を使ってた経験(そして試行錯誤)から言うと、 192 kbps なんだな。正直、 128 は聴くに堪えない。 160 だとまだキツイ。確かに 192 でもまだ多少は気になるんだけど、私はまぁまぁ妥協して使える程度なのだ。それが気になる人は もっとビットレートを上げたくなるだろうな。どうしてビットレートが低いと聴けないかというと、高音域で細かい揺れみたいなものが発生して、シュワシュワ言い出してしまうのである。 iTunes のエンコは特にそれが酷い。▲津田氏も指摘してるとおり、「ハイハットの音とかを注意して聴けば多くの人が違いはわかる」ほどである。ハイハット以外でも、例えばライヴ音源での観客の拍手なども耳障りな音になってしまう(ちなみに私が 128 から 192 へ移行したきっかけは QUEEN の 『Greatest Hits III』 発売当時、これの最初で入ってくる拍手の音を聴いてからだった。以来、私は MP3 のエンコを 192 で行なっている)。▲ちなみに今は 128 AAC を使ってる。私は OS X か Win XP の iTunes でしか音楽を聴かないからだ。 OS 9 を併用してた頃は MP3 に拘ってたんだけどね。それはともかく、 AAC なら 128 でも妥協できるレベルにある。もちろん私の耳で、ということだけど。最近は AIFFAAC の両方を使ってたりするので、デフォルトの 128 を使った方が切り替えに楽だったりするのだ。しかし、そうした利便性を加味しても iTunes で 128 の MP3 を作るのは嫌だなぁ、と。私の証言としては、こんなところ。