おいおい、文字・活字振興法案は もう衆院通過かよ

http://banraidou.seesaa.net/article/5121358.html

http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20050715i103.htm

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20050715i205.htm

http://www.shugiin.go.jp/index.nsf/html/index_gian.htm

http://www.shugiin.go.jp/itdb_kouhou.nsf/html/kouhou/208376_162714.htm?OpenDocument

http://www.shugiin.go.jp/itdb_honkaigi.nsf/html/honkai/nittei20050715.htm

▲『万来堂日記』にて「文字・活字文化振興法案衆議院通過に際して、簡単なまとめ 或い不透明なブラッドベリ」との記事。活字議連が提出した文字・活字文化振興法案が衆議院を通過したそうだ。法案提出から衆院通過まで、全くと言っていいほど情報が出てこなかった訳だが、いつのまにか衆院で可決されていたらしい。この法案の概要、予定されている施策とその問題点は同記事にてまとめられているので、興味のあるかたは一読をお勧めする。なお委員会可決と衆院本会議可決のそれぞれで読売記事が出ている。▲それにしても、“スピード採決”と言っても良い展開だった。いつ提出されたのか(提出予定との記事は出ていたが)、そしていつ審議されたのか。記事によると 15日午前に文部科学委員会で可決、同日午後に本会議で(!)可決されたらしい。まぁ法案を提出した活字議連は超党派の集まりだし、法案の中身は毒にも薬にもならない内容で、各党の賛成を取り付けていたから すぐ可決されるのは意外でない。しかし、何が凄いって、衆議院のサイトに法案等が掲載されないうちに本会議で可決されるという速さ。▲現在 審議入りしている法案については、衆議院サイトの「議案の一覧」ページで参照できる。 7月16日 現在、文字・活字文化振興法案は未掲載。そして、 16日付で 出された文部科学委員会の予定では 17日 10時30分 から「文字・活字文化振興法案起草の件」を含めて行なわれるとされている。なお同日の本会議の予定にはこの法案の審議が含まれていなかった。当日になってから、本会議でも採決が行われることが決定したと思われる(読売記事では委員会採決の時点で、午後に本会議採決が決まっている)。▲もう少し待たないと審議過程の情報も上がってこないか。また、『万来堂日記』旅烏氏の書いた通り「法案の文面そのものよりも、それに基づいて行われるであろう施策の方に注目すべき」で、その意味では読売記事で再販制維持と権利保護を掲げていることは(以前から出てきた話とは言え)注目する必要がある。エンタメ議連は音楽レコードを再販制から外すべく検討しているとのことだが、これを実現するために活字議連と歩調を合わせる(らしい)ことがどう影響するか。そして版面権創設の動き。要注目だ。