スクウェアエニックスまで“商標ゴロ”状態
【目を留めた記事】
▲ スクウェアエニックスが他社の“攻略本”に対して難癖を付けた。
http://benli.cocolog-nifty.com/benli/2005/01/post_1.html
「ガイドブックの出版差止め」
(benli)
それも「商標権侵害」として差止め請求。まさに“商標ゴロ”の手口。
どう考えても こんな主張は認められないでしょ。
小倉弁護士の「言論弾圧」との呼び方には同感。
▲ NEC がP2Pファイル交換を「安全活用」する技術を開発しているという話。
http://blog.goo.ne.jp/hwj-ogura/e/9a000dc76d82cd7497161587253bfde2
「NECの新技術」
(小倉秀夫の『IT法のTop Front』)
でも「発信者の特定」を実際にどうやるかは まだ明らかにされていない。
この辺りをうまくやらないとサーバ管理会社の責任が
免責されなさそうなんだとか。
NEC の試みが実りあるものになるには まだ時間がかかりそうな感じ。
▲ で、これがそのプレスリリース。
http://www.nec.co.jp/press/ja/0501/0402.html
「100億人規模のネットワーク構築を目指した
安全・安心な情報流通プラットフォームを開発
〜悪玉P2Pを安全・安心な善玉に〜」
(NEC: プレスリリース: 2005年01月04日-2)
年頭の挨拶というか、今年の抱負みたいなものか。
売り文句が並べ立てられただけで、具体的な話は何もない。
自社技術に拘っているためか悠長すぎやしないか?
既存のP2Pソフトに取って代われる感じが全くしない。
▲ まぁ文化庁が「知名度アップ」したのは確かだけどね。
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20050105k0000m010095000c.html
「文化庁長官:
河合隼雄氏の再度の留任固まる」
(MSN-Mainichi INTERACTIVE 行政)
中山成彬文部科学相は、今月で任期が切れる河合隼雄文化庁長官を留任させる意向を固めた。就任以来、文化庁の知名度アップに貢献してきた手腕を評価したとみられる。(中略)
河合氏の起用は、02年1月の就任時、文科省が局長クラスから昇格させる方針を固めていたのを、民間人起用にこだわる小泉首相がひっくり返して実現した経緯がある。
輸入権の話、貸与権の話、ろくでもないパブコメ募集の話。
そうそう、国宝にカビ生やしたのも文化庁の手柄だったね。
ところで文化庁長官って仕事なにやってんの?
【音楽関連】
▲ 税関サイトにある「輸入差止申立情報」。
http://mal.cocolog-nifty.com/antena/2005/01/post.html
「知的財産権の輸入差止申立情報」
(MAL Antenna)
今のところ還流防止措置に関わる項目は無い模様。
しかしコメントでも書かれているのだが、
JASRAC による「著作権信託契約に基づく著作物」の詳細が
非常に気になるところだ。
▲ 日経記事 (2004.1.4付) に還流防止措置のことが。
http://copyright.jugem.jp/?eid=389
「改正著作権法は衰退産業の保護に終わるのか」
(Copy & Copyright Diary@JUGEM)
これを「過保護」と断じている模様。
図書館で読んでみることにしよう。
▲ 今年は、去年に引き続いて音楽配信が活発化する──
http://blog.drecom.jp/ecolin_profile/archive/338
「今日の一発目、接近する音楽とIT??2005年はどうなる?」
(ふっかつ!れしのお探しモノげっき)
そんな予測を立てた ITmedia の記事。
まぁ言ってることは妥当な線なんだけど、
あまり新味のある話でもない。
CDパッケージの衰退は止められないのだね。
あと、還流防止措置による混乱の予感もチラホラ。
▲ 「日本の音楽配信は Apple 社の MacOS には対応しとらへん」
http://park5.wakwak.com/~rung/mt/archives/000237.html
「日本の音楽配信で購入した楽曲をiPodにぶち込む!」
(趣味の問題2)
──その通り!
さらに言えば、携帯型プレーヤーも MacOS に対応してない。
▲ うちでは敢えてスマトラ島沖地震のことに触れていないのだが、
http://artifact-jp.com/mt/archives/200501/tsunamisurvival.html
「津波の生存者の聞き取りレポート」
(ARTIFACT ?人工事実?)
あれだけ多くの犠牲者が出ていると もはや
それぞれの死の重さを受け止めることは正直したくない。
まともに受け止めてしまったら、私は気が狂ってしまうだろう。
上のリンク先で紹介されているのは
10年前の北海道・奥尻での津波の模様を聞き書きしたものだ。
この時の死者・行方不明者は 234名。
この数でも、私はレポートを読みながら泣いた。
──津波のために奪われた一人ひとりの人生。そして思い。
「津波が予想されるときは、たとえ最愛の家族でもあえて見捨てて、
自分だけ助かるように非難せよ」との残酷な教訓‥‥。
実際に起こった惨事のほんの一部分しか感じられてはいないのだろうが、
それですら私にとって強烈な痛みとなって残る。
翻って、スマトラ島沖地震だ。だめだ、考えたくない。
▲ (黙祷。)
http://www.apple.com/jp/give/
「スマトラ島沖地震と津波による
被災者の方々に
お見舞い申し上げます。」
(アップル)