「共謀罪」審議開始:衆議院法務委員会

http://www.asahi.com/politics/update/0712/009.html

http://www1.neweb.ne.jp/wb/zinken/kyoubou.html

http://www.moj.go.jp/HOUAN/houan23.html

朝日新聞に「『共謀罪衆院で実質審議開始 与野党の修正要求相次ぐ」の記事。共謀罪の対象となる罪が 615種に のぼるとの政府答弁があったとのこと(さまざまなウェブサイトで転載されるとおり、これの内訳は法務省資料で示されている)。与野党から、「組織的犯罪集団」への限定を明文化していないこと、準備行為を要件に加えるべきことなどが指摘されている模様。法務省側がこの修正に応じるのかは判らないが、議員各位には否決・廃案か修正無毒化を期待したい(そのまま通した日にゃ選挙を見てろ)。▲記事の最後には「悪く言えば、国際性の名を借りて、国内の処罰対象を広げたという批判もある」との指摘に言及している。確かに、法務省の「組織的な犯罪の共謀罪に関するQ&A」の中で「組織的な犯罪集団が関与する重大な犯罪から国民を守る必要が高いものについては、国際的な性質を有しないからとの理由で処罰できないというのは、おかしな話です」との記述がある。国際条約への対応を目的とした法整備に このような国内の処罰に関する記述があるのは「おかしな」印象を受ける。▲最近、新聞でも「共謀罪」の話はチラホラ見かけるようになったが、それでも「チラホラ」程度である。しかも「国民の関心が低い」などと他人事のように書いた日にゃ、新聞に対する怒りが(いつもより)強くなるのを感じずにはいられない。まことに残念ながら「国民の関心」はテレビ・新聞などに依存する状態。ネットの上ではそれなりに運動が続いているが、これが爆発的に広がるにはやはりメディアの力が必要だ、現状は。にも関わらず採り上げようとしないテレビ・新聞。義務を果たしていないも同然。▲逆に、メディアへの働きかけも必要な時期に来てるのだろう。俺にもやれるか?