日本語ラップの話:ふたたび

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▲前に『オルタナソウルエイリアン』というブログの日本語ラップに関した記事を採り上げたのだが、その後 面白いことになっている。『万来堂日記』の旅烏さんが反応、コメント欄でもやりとりがあった。邪悪なる魂の持ち主である私としてはニタリニタリしながら読ませて貰っているのだけど。自分にとっての未知の領域(しかし興味は惹く中身)で話題が飛び出してくるのは楽しい。▲日本語はラップの詞に不向きか? 日本語でも特定のリズムを使えばスラスラやれるということは、多くの話芸(個人的には講談の言い回しが好きだが)の例を見るまでもなく自明だろう。ましてや押韻などはダジャレと近いものがあって、そのヴァリエーションが少なく限られているという訳でもない。日本語には漢語という強い味方がいる。同じ読みの語がべらぼうに多いのだから(頭韻・脚韻などは漢語の十八番だ)。語順の面で言っても、英語より日本語の方がフレキシブルである。▲ラップの詞という面だけで見るなら、別段 日本語は劣っていない。そんな訳で私が考えているのは、現状として英語圏の抑揚・リズムに日本語が乗りづらいだけの話ではないかということ。で、日本語詞の方を崩して(英語に近づけて)発声するか、あるいは節の方を日本語に合わせるかすれば あっさり解決(余談だが、日本語ロックの多くが演歌とさほど変わらなくなってしまうのは後者のアプローチによる結果だろう)。いずれにせよ時間が経てば馴染んできて解決する問題。▲いや今すでに解決してるのかも知れないけどね。私は単に嫌い(笑)だから知らないだけでさ。そこで提案。旅烏さん御推薦の日本語ラップを示していただければ。それを参考に私がレンタル屋に走ると。まぁ聴いた結果 好きになるとも限らないが、新しい刺激に出逢えそうな予感。▲ブログのネタにもなって一石二鳥。