食肉の安全なんて 実は誰も気にしちゃいないんじゃないのか?


http://whatsmyscene.blogspot.com/2005/03/28.html
「全頭検査緩和、28日に容認へ=
 米産牛肉輸入再開の前提?プリオン専門調査会」
(what's my scene? ver.6.1)




 まぁ、ハッキリ言って、どこかの牛丼チェーンが安全を保証されていない牛肉の在庫放出をしたあの日、店を壊す勢い(笑)で人々が殺到した時点で、この国の食の安全に関する議論は終わっているのだな…。


http://whatsmyscene.blogspot.com/2005/03/blog-post_30.html
「米国産牛肉の輸入再開訴え 牛丼ファンが署名提出」
(what's my scene? ver.6.1)




 個人的には、どこの肉がどうのこうのというよりも、まずは、BSEvCJDの対策を確立して欲しいと思う。とくに、輸血などによる二次感染の危険性が考えられる以上、単純に牛肉を食べる人だけの問題では済まされないのだから。

▲ 米国産牛肉輸入再開に向けての流れを苦々しく思う今日この頃。
  この話題を採り上げた 『what's my scene?』 での意見には
  私も同意するところである。



http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/kigyou/news/20050330k0000m020071000c.html
「米国産牛肉:
 外食産業、輸入実現求め118万人署名提出」
(MSN-Mainichi INTERACTIVE 企業)

▲ まぁ いっぱい署名が集まったのねぇ。
  「生後 20カ月 以下の牛だけでは必要な牛肉量を確保できない」
  「『生後 30カ月 未満』の輸入解禁を申し入れた」?
  これが国産牛パニックを起こしたのと同じ国だってんだから
  嫌ンなっちゃうよ。
  消費者団体からは輸入解禁合意撤回の申し入れがあったという。
  そこまで報じてバランスを取った毎日の記事を私は評価する。
  全社が一方(輸入解禁)へ傾いている報道って やっぱおかしいもの。



http://www.kahoku.co.jp/news/2005/03/2005032901001186.htm
吉野家、農協に署名要請 米国産牛肉輸入再開求め」
河北新報

▲ 署名運動に関しては、こんな焦臭いニュースもあったのね。
  なぜ北海道の農協だけに署名を要請してるのか。
  商売上の繋がりに頼ってるのは間違いないよなぁ。
  そこに「強制」性は無かったのか?



http://www.kanbou.maff.go.jp/kouhou/050329daijin.htm
「島村農林水産大臣記者会見概要
 平成17年3月29日(火) 9:39〜9:45 於:国会連絡室」
農林水産省

▲ 「決められたレールの上」‥‥。
  もう輸入再開が既定事項であるかのような口ぶりだよな。



http://ch.kitaguni.tv/u/1829/%bb%e4%a4%ce%bf%a9%c0%b8%b3%e8/%b5%c8%cc%ee%b2%c8/0000061693.html
「食肉の安全なんて 実は誰も気にしちゃいない」
(試される。)

▲ 1年ほど前に私が書いた記事。
  一部 言い回し等を改めたい気もするのだが、
  あえて そのままにしておこう。
  (当時の私の考えを記録しておく意味もあるから。)
  BSE リスクをどう押さえ込むのか
  (その不安を抑えるためなら「全頭検査」だって必要だったろう)、
  屠畜・解体法をどう適切に行なっていくのかなどについて
  きちんとした評価をしていかない限り、
  過去・現在・未来において食肉(ここでは牛)の安全性なんてものは
  目糞鼻糞でしかない──という私の考えの基本線は変わっていない。
  米国産牛肉輸入再開を求める「外食産業」および
  その利用者(あわせて 約119万人) が
  食肉の安全性を大して気にしちゃいないってことも
  やっぱ変わってない訳よね。