無理だろ、地上アナログ停波

http://satoshi.blogs.com/life/2005/10/post_5.html

 『Life is beautiful』 にて「『ロングテール的な地デジ批判』の呼びかけ」との記事。「総務省に遠慮なく発言できる私のようなブロガーがロングテール的に政府の間違いを指摘して修正をうながすというのも、いかにもネット時代らしくて良いのではないだろうか」「出来るだけ大勢の方に『地デジへの国費投入がいかに馬鹿げているか』、『地デジチューナー付きのテレビに高いお金を払う必要はないこと』を知らせるお手伝いをお願いしたい」とのこと。
 まぁ私の目で見ても、地上デジタルへの移行が予定通りできるようにはとても見えない。私ももちろん移行する気がない。理由としては次のようなものを挙げることができる。

  1. デジタル移行には全くメリットが無い。
  2. 今のテレビ番組なら現行の画質で充分である。
  3. 映画作品などなら DVD で買う。
  4. 音楽ならCDで買う(もしくはレンタル)。
  5. さらに録画が自由にできないのなら、使う価値なし。
  6. デジタルへ移行するというだけのために新たな出費を強いられる。
  7. そもそもテレビごときに新たに高い金を払う気などない。
  8. そもそもテレビを見ない。私が必要なのはビデオや DVD のためのモニターだけである。
  9. 情報収集はネットでしてますが何か?
  10. 2011年の アナログ停波は不可能である。そこまで受信機が普及する訳がない。

 端的に言えば、必要性とコストの兼ね合いであろう。地上デジタルへと移行させるインセンティブが全く無いのが現状(唯一、アナログ停波がその切り札と言えなくもないが、その実現性自体が怪しいものである)。今から売られるテレビすべてにデジタル対応チューナーを搭載させて、かつその価格が現行機と同じという具合にならないと、アナログからデジタルへの置き換わりは促進されないだろう。
 そうでなくたって、今、テレビが無くても生活できるんだから。