俺は、小泉自民党不信任を投票で示すつもりだ

http://www.himajin.jp/mt/ei/archives/001041.html

 『若旦那の独り言』では「選挙に行こうぜキャンペーン」をやっていくそうだ。その第1弾の記事が「衆議院解散!皆、民度を示せ!」。なかなか刺激的なタイトルである。今回の衆議院解散があまりにお粗末な経緯で成されたのは御覧の通りだ。郵政民営化法案だけにかまけ、法案修正には応じず、そもそも法案への党としての同意を取り付けられなかったのに党員恫喝を繰り返し、あげく「参院で否決されたら衆院解散」などと道理の通らない、脅しにもならない“脅し”をチラつかせる始末。で、あっさり参院否決。
 こんなに間の抜けた解散は前代未聞だろう。しかし油断はできない。この選挙での争点を郵政民営化一本に単純化するのが小泉自民党側の思惑だからだ。改革“断行”派か“抵抗勢力”派かの対立軸だけを示そうとしている。その実は問題とされない。イメージだけの問題だ。少し考えれば他に争点があることなど自明であるが、何せ正味カラッポの「キャッチフレーズ」を連呼するのが小泉純一郎のオハコである。自民党の常道である。他の争点を無視し郵政改革選挙にしてしまうことだけは阻止しなければならない。
 恣意的なデータの扱いが次々と発覚した年金の話は、その後ちっとも進んでいない。景気は相変わらず悪い(連中は景気回復を喧伝するが、その実感が我々の側にあるか?)。国民生活に脅威を与えるような立法を続ける。国会審議が難航するほど反対の声が多かった共謀罪創設と人権擁護法案も記憶に新しい。外交と言えばブッシュのケツを舐めるくらいで、他国との付き合いを好転させる要素など何一つない。望む者など少ない国連安保理常任理事国入りに入れ込んでポシャったのも小泉の“成果”か。
 そして忘れてはならないのは、イラク虐殺への加担と自衛隊派兵である。日本の現行法にも反する状況下で、もはや実態把握など不可能な状態、治安が悪化する一方(しかも各国の軍隊は次々と撤退している)であっても自衛隊は かの地に押しとどめられている。これ以上、小泉政権を存続させる訳にはいかないのだ。この選挙を機に、日本の政治の正常化へ道筋を付けねばなるまい。その意味で選挙は願ってもない機会であり、もっと早く国民の信を問うべきだったとすら思う。私は小泉自民党の敗北を望む。