文化庁、アイコン騒動にケリつけないで こんな話

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▲『The Casuarina Tree』 に「さまよえる私的録音録画補償金」との記事。「30日の法制問題小委員会で補償金拡大の賛否が真っ二つに割れたことに対して文化庁サイドがかなり業を煮やしているらしい。/『こんなだったら(30条)2項だけでなく1項も見直さなければならないかも知れない』、つまり私的複製条項を人質に取って『ガタガタ抜かさず補償金拡大に同意しやがれ』と反対派委員を脅しているのだと言う」とのこと。まぁこの表現は謎工氏一流の言い回しかも知れないけど。▲万一、私的複製条項の見直し(この検討課題自体は後回しにされている)が議題に上がってきたりすれば、ますます反発が大きくなることだろう。委員の意見だって、それこそ文化庁の思い通りにはならなくなる。ただでさえスムーズに議論が進まない今期の法制小委において、文化庁はそのような強硬な態度に出られるか否か。次からの議事進行に路線変更が無いか(先のような直接的な発言はさすがに文化庁も避けるだろうから)注視していく必要がある。▲現状、話がまとまらなければ、課金先送りが妥当な線であろう。反対派委員を納得させる材料は全く無く、多数決を強行しない限り簡単に決着する問題ではない。ここで反対派委員が急に態度を変えて賛成に回るのならばともかく(そりゃあまりに不自然だ)。水面下で大きな流れが決まってしまう(そんな話が出てくる)のは、法制小委の不透明さを示しているものと考えられる。いくら1カ月後に議事録を公表したところで、資料がすべて公開されないのも含め、透明性が充分に確保されているは言えない。