炎上記録を消しても、遠征記録が残ってまっせ

http://banraidou.seesaa.net/article/4655198.html

http://www.people.umass.edu/kawahara/hiphop2.html

日本語ラップの件で“炎上”中のブログを「対岸の火事」として見物する旅烏氏の図。しかし相手方、『万来堂日記』にまで遠征して来ていながら「頭冷やせよ」ってのもマヌケな話だ。“炎上”状態のコメント欄は全部削除してるみたいだし。まぁ削除は管理人の特権だけど。もはや件の記事を紹介することもバカらしくなってきた(もうちょっと真面目にやってりゃ面白い議論になったかも知れないのに、言い出しっぺの腰砕けか)。▲その代わりと言っては何だけど、はてなブックマークで一躍 注目を浴びているページを。「音韻的ラップの世界」。日本語ラップに使われている押韻の組合わせを統計的に分析したもの。きちんと日本語として近い音を使って韻を踏んでいるという話。同音異義語が多いという日本語の特徴と合わせて考えると、決して日本語が押韻を苦手とするものではないということが判るわね。▲リズムや抑揚に関しては、日本の伝統的話芸や唄などと比較したら面白いんじゃないかと(漠然と)思ってる。日本語って結構フレキシブルだから(もちろん日本語だけの特徴でないが)。芸が変わればリズムが変わる。土地が変われば抑揚も変わる。さも“標準”の日本語に沿ってないといけない様なことを言ったりする人もいるけど(件の記事もそうだね)、了見が狭すぎる。そんな了見の外側で、たくさんの日本語が、たくさんの話芸が、たくさんの唄が進化してきたのだから。これらもまた伝統的日本語。