It's a Sony!
http://xtc.bz/index.php?ID=143
▲『音楽配信メモ』での記事 「iPod の音質は『悪い』のか?」。追記が為されている。もともとソニーを叱咤する文章だったのだが、後になってオチがついてしまった。ソニー製の携帯音楽プレーヤーに不具合が出たにもかかわらず、全然対応しようとしないらしい。いやはや。
知財戦略本部が民間の試みを妨害するのが最大の問題
http://benli.cocolog-nifty.com/benli/2005/06/sxsw_2005.html
▲小倉弁護士の 『benli』 で 「SXSW 2005」 という記事。「日本のアーティストを世界に売り込む」ことに関しての話。「世界につなげるシステムなり支援機構なりを我々は未だ作り上げていない」という問題点が浮かびあがったのだとか。そして知財戦略本部をチクリとやってるのだが、それと同時に「コンテンツホルダー」側が本当に海外市場へ打って出ようという気でいるのか私は疑問に思ったりする。▲国内市場に大きく依存しながら、海外売りと言ってもアジアでダンピングするぐらい。英米へは本気で乗り込もうとせず、本国よりも日本での輸入盤の方が売れたりする。やはり『Jポップとは何か』(烏賀陽弘道・著)で言うように、日本人相手に幻想を売ることしか考えていないのか、大手の「コンテンツホルダー」は。▲音楽(に限らないが)の本物の鼓動は、テレビやCD屋の中だけにあるのではない。地道な活動を続けているミュージシャンにこそある。そして彼らと一緒に走り続けるスタッフにも。そうした人たちの活動を妨げる方向で著作権が強化され続けることこそ、本来インセンティブ論に反する事態の筈。日本の「知的財産戦略」とやらが瀕死の産業とともに心中していくのか、それとも作り手ひとりひとりの立場まで降りて 戦略を練り直していけるのか。音楽文化が本当の意味で振興されるか否かはそこにかかっている。
図書館資料をググる
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0506/20/news006.html
ITmedia で「図書館には好都合だが出版社にとっては脅威???Google Libraryの波紋」との記事。図書館にある資料をデジタル化して Google で検索できるようにするプロジェクトが出版社側から問題視されそうという話。日本ではなく米国ね。フェアユース絡みなんで、なんだか複雑な話になっていく感じ。▲まず、 Google が書籍をデジタル化して検索サービスに組み込むのはフェアユースなのか。もちろんパブリックドメインに入った書籍ならOKなんだが、図書館と組むことで著作権保護下にある資料までデジタル化されるのはどうなのか。で、 Google 自身はそのサービスによって広告収入を得ることになり、それは許されるのか。私、頭が混乱してきた。▲たぶん日本では著作権法であっさり否定されるサービスだろう。図書館の資料をデジタル化するってところでアウトだよね。でも図書館資料がウェブから検索できるようになるのは(論じるまでもなく)便利なことだ。出版社にとっても図書館にとっても Win-Win な落とし所って見つからないものなのかなぁ(そうなれば Google の広告収入だって大目に見てやれるだろうから)。
デジタルで本を書く現場
http://kotonoha.main.jp/2005/06/19ruby.html
http://www.miraisha.co.jp/mirai/archive.html
『絵文録ことのは』にて「ルビ(ふりがな)の指定の仕方」との記事。この記事そのものよりも、ここで紹介されていた「未來社アーカイヴ」が興味深かった。プリントアウトしてゆっくり読むことにする(この手の技法というのは、解りやすい文章を書きたい素人にとっても役立つと思っているので)。